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競走馬パドックでわかること

競走馬パドックの期待値を知っておくことは競馬予想を整理する上で重要なポイントです。はじめにおさえておきましょう!

パドックだけで馬券は当たりますか?

1頭なら可能性は高まります。

パドックより重要なファクターはありますか?

どんな距離でも1ハロン11.7秒より早いレースペースの場合は乳酸が急激に溜まります。最前列と最後列ではレースペースが違うので乳酸の溜まり方が変わります。乳酸の溜まり方こそが競馬の支配的なファクターです。

それではパドックは意味がないのですか?

15-15をこなした馬なら競争できる状態になっていると考えられます。その意味ではパドックを見なくても出走馬は競争できる状態ではあります。しかし、実力を発揮するためには同日の調子を見抜くことが大事なポイントでパドックには意味があります。

パドックがもっとも有効なパターンはありますか?

牡馬戦の1800m~2400mまでの偶数距離です。短距離ではスタートが支配的です。長距離ではオーバル(楕円)コースの内外の走行距離差のファクターの影響がパドックを上回りやすいです。しかし1800m~2400mのレース番組は結構あるので楽しめます。

2歳戦では誕生日の影響が大きく、3歳の春以降くらいが競争を理解し、馬体に違いが出てくるのでパドックに思わぬ宝が眠っていることがあります。

共通する必要性の高い見方はありますか?

調子を示すファクターがいくつかありますので、この部分については年齢に関わらず見ておく必要性は高いでしょう。

パドックの限界はどこにありますか?

競馬場には、紛れが生じるようなあらゆる仕掛けがあります。特に内外の差だけでも最終的に数馬身の差となります。相当数のレースについて内外差などの補正をして競走馬の実力(走破タイム)を疑似的に算出してみたところ、上位1秒以内に上位60%が含まれることがわかりました。

その中にあって実力一番手はおよそ1~4馬身程度のリード量を持つことが多いです。これは2ターンの内外差などの位置取りだけで十分に台無しになるリード量です。つまりレースコースの紛らわせ効果が十分に高いのでパドックが裏切られることもあるということです。

それではパドックの活用はどうなりますか?

どちらかというと消去法として活用することが初めの使い方として有効です。調子が悪いということはこれまで発揮してきたパフォーマンスを期待できません。一方で調子が良いということはこれまでのパフォーマンスは発揮できるはずです。

成長期以外では急激に強くなることもないわけです。するとパドックではまず調子の悪い馬の消去法が有効ということになります。初距離などの場合はパドックで判定できる場合があります。この場合は積極的な選択となるでしょう。

パドックだけならどんな券種が合いますか?

単勝または複勝です。理由は2着、3着馬の選択概念は1着の選択概念とまったく違うからです。1秒以上の実力不足の場合であってもはじめから3着狙いの競馬をするなら、持っていく方法があるということがデータ解析からわかっています。

それは乳酸の発生が隊列の前後でかなり変わってくることに起因します。この説明は大変長くなるので割愛しますが、走破タイムの算出や隊列形成の予測が必要になってきます。

パドックで要件を満たした馬は十分に馬券圏内が狙えますが、この手の選び方で2着3着まで選ぶのは上記の理由から困難です。体感的にわかっている方もおられるかも知れません。

この講座の特徴はなんですか?

パドックに対するバイアス(先入観、偏り)を取り除くことです。バイアスを取り除くことによって余計な購入が控えられることになります。その余力はいざという時の勝負に回すことができます。

パドック術はどのように発見したのですか?

競争を疑似的な直線に補正して実力をはかる方法で一番強い馬と競争成績の相関を踏まえた上で、強い1着馬のみを観察して発見しました。強い馬には理由があります。テレビ画面で見るパドックを基準に作られていますので1頭当たり7秒程度で判定できることを基準に作り上げています。

そのため重要度の高いファクターのみを組み合わせたパドック術となります。直接観察するよりパドック中継の方がわかりやすいことが多いです。