こちらでは重心からくる脚部負担から考察します。
競馬は負担と乳酸のゲーム
まずは負担と乳酸の話からはじめます。負担と言えば負担重量を浮かべる方も多いと思います。ここでは馬体が生み出す負担について考えてみたいと思います。


左の画像は頭と首の重さの分だけ重心が矢印方向、つまり前足側に偏ることを示しています。右の画像は負担を受ける前肢を示しています。
推進による負担

上の画像は推進時に発生する負担を示しています。後肢の推進力を前肢で受けるので前肢に負担があります。この点ではレース中の急ブレーキも前肢への大きな負担になることが想像できます。
前肢後肢の関係による負担

前肢と後肢の高さに注目してみましょう。この画像では後肢の方が高く見えていますが、競争中の前肢の負担を大きくすることになります。特に後肢が発達するとその傾向が強まります。前肢が低いt着地するまでの位置エネルギーが大きくなり前肢への負担が大きいでしょう。
馬体が生み出す負担
- 頭と首の重量からくる重心の前肢負担
- 後肢の推進からくる前肢負担
- 前肢と後肢の高さの関係からくる負担
乳酸と筋肉硬直
競馬は乳酸をできるだけためることなくゴールまで到達することが理想的な流れです。馬体のバランスによっては負担が集中したり、他馬より多くの疲労部分をつくります。最終的には乳酸が筋肉を硬直させスピードが失われるのです。