トークダイジェストではトークのクライマックスを簡単に紹介しています。
それはどんなものでしょうか?
霊感が気になるようです。
通常会話のフェーズ
- 率直に言います。霊感は誰にもあるのですか?
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あります。
- それはどんなものですか?
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それは不可視領域から得た感覚の翻訳です。英語の本を翻訳する場合には、人によって違いが出てくるように不可視領域から得た感覚の翻訳は個性的です。そのためどんなものとはいいがたいです。
- どうしたらとらえられるようになりますか?
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心の中のバイアスを取り除くことです。とりわけしつけや社会のバイアスを取り除いて観察できるようになることです。これはしつけや社会を捨てるということではありません。あくまでも観察の技術のようなものです。例えば、「この場所は雰囲気が悪いな」と思った時にはこの感覚だと認識します。その感覚をより詳細に観察していくことにより、やがてとらえられるようになります。しかし、とらえられたからと言って良いとは限りません。
- それはどのように感じるのですか?
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それはいつものように感じたり、音だけや影形だったりします。
- 病気ではないですか?
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そのおそれはあります。
- それはあった方がよいですか?
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インスピレーションがあるか確かめます。
インスピレーションのフェーズ
お客さまは未知なる領域に興味があると思います。そのため霊感について説明します。はじめにお伝えしたいのは、霊感なる感覚は次のプロセスからなります。
- 不可視領域から感覚を得る
- 脳内で翻訳され感じる
- 言語化、イラスト化して他人に伝える
おおまかにこのようなプロセスを想定します。今回はひとつづつ説明してみましょう。
ひとつ目は、不可視領域から感覚を得るということですが、普段の「見る」を先に考えてみます。物質に光が当たり反射します。光の波長が目に入り神経を通って脳に伝わります。波長が脳内で翻訳され映像が展開されます。
さて不可視領域から感覚を得るということは直接脳で受け取るということです。映像でない場合は触れた感触であることや音の場合もあるでしょう。
ふたつ目は、脳内で翻訳され感じるということです。不可視領域から感覚を得た後に、情報を翻訳することで「ある」と認識されます。翻訳には本人の性格や経験などに由来するクセがあり、独自性が見られることでしょう。
みっつ目は、言語化、イラスト化して他人に伝えるということになります。こうなると翻訳者として言語化や映像化の能力まで要求されることになりますので表現が苦手な方は挫折することも考えられます。
これらを霊感と感じることが訓練になります。しかし各プロセスが思わしくなく、他者から否定されたり自分でも信じられないという経験をすることで「霊感はない」という認識を得ることが少なくないわけです。
霊感は誰にでもあるといえますが「ない」という説明の方が楽で安全なわけです。霊感を実感する場面があります。その多くは気のせいと思っていた霊感の情報が現実のストーリーとシンクロする場面です。
例えば虫の知らせを霊感の一種と考える場合は、電話などの現実情報が到達する前に何かを感じたということです。よくあるのが「今考えると、あれは虫の知らせだったんだね」となります。稀に存在する優れた翻訳者はその瞬間により正しく翻訳できます。事が起こる前に表現できるわけです。
誰にでも霊感はあるといえます。しかし、社会学習によるバイアスやセンスもありますので使いこなしは人によるということです。これで、答えになったでしょうか?

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