大アルカナ10番「運命の輪」
逆位置が映し出す運命の影

■逆位置:アクシデント、急激な悪化、すれ違い

運命の輪が逆位置で現れるとき、それは予測不可能な試練や、急激な変化によって訪れる混乱の兆しを告げます。反時計回りの回転は、次第に速度を増し、調和の取れた流れが乱れる様子を映し出します。これまでの幸運が逆転し、思わぬアクシデントやすれ違いが関係性や計画に影響を及ぼす可能性があります。

輪の周囲に集う聖獣たちの目線も、もはや知恵や学びを追い求めるものではなく、不安定なエネルギーに反応しているように見えます。アヌビスの存在は、今や秩序を守る役割ではなく、混乱を取り入れる門番のように感じられるかもしれません。

しかし、このカードは単なる不安や失敗を意味するものではありません。逆位置の運命の輪は、目の前に立ちはだかる困難を乗り越えることで、次なる成長のステージが待っていることを示唆しています。回転のリズムに身を委ねつつ、自らの意志で修正を加えることで、運命の流れを再び良き方向へと導ける可能性が広がります。

このカードが示すのは、試練を乗り越える中で、自身の内なる力を再認識する重要な機会です。混乱の中にも秩序を見いだし、運命の輪のエネルギーをより良い形で活かすための第一歩を踏み出すときなのです。

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