
大アルカナ0番「愚者」
逆位置の意味とその影響
■逆位置:夢想、愚行、無計画、無謀
愚者のカードが逆位置で現れるとき、それは無謀さや無計画さ、そして現実からの逃避を象徴しています。この姿には、一見して自由と冒険心の影が見え隠れしますが、その基盤となる計画性や責任感が欠けていることが示唆されています。
荷物を手にし、足元を見ずに進むその姿は、心が地に足をつけることを拒み、空想や夢想に逃げ込もうとする人の姿を映しています。これは楽観的な行動と見える一方で、現実を直視せず、危険を軽視する側面が強調されることもあります。
彼の左手に掲げられた白薔薇は、純粋さを象徴していますが、逆位置ではその純粋さが過剰になり、現実的な判断力を欠く原因となり得ます。また、頭上に輝く太陽は逆位置では遠ざかる光のように感じられ、その後押しも空回りすることがあります。
このカードは、不浄のポータルが開かれてしまったかのように、無計画な行動や無謀な決断が、自分の未来に予想外の影響を及ぼすことを警告しています。しかしながら、逆位置は常に否定的なメッセージだけを示すわけではありません。このカードはまた、リスクのある行動や現実逃避の背後にある未解決の問題や真実を見つめるよう促しています。
愚者の逆位置は、行動を見直すチャンスとして捉えることができます。これは、新たな挑戦の前に、一度立ち止まり、足元をしっかりと見つめるようにというメッセージでもあるのです。内なる声を聞き、自分の選択に責任を持つことで、愚者のカードは再び光り輝く未来への扉となるでしょう。
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