
大アルカナ14番「節制」
逆位置が示す停滞と乱れの兆し
■逆位置:浪費、淀み、不均衡、停止、惰性
節制のカードが逆位置で現れるとき、それは調和が崩れ、流れが淀み始める状態を象徴しています。天使が循環させていた水はその動きを失い、聖杯間のバランスが乱れ、不均衡が生じることを暗示します。水の流れが止まることで、かつての循環が浪費や停滞へと変化し、心や状況が腐敗する危険性を示唆しています。
このカードは、物事が自然に進まず、惰性に流されてしまう状況を映し出しています。片足が池に浸かりもう片足が地に立つ天使の姿も、統合が破られたために不安定さが際立っています。調和の力を失ったその状態は、努力や管理が欠けていることから生じる問題を強く示しています。
しかし逆位置の節制は、ただ停滞を告げるだけではありません。それは現状を見直し、乱れた流れを再び整えるための警告でもあります。不均衡に向き合い、小さな調整を行うことで、再び調和を取り戻せる可能性が開かれるでしょう。
このカードが語る逆位置のメッセージは、「停滞を認識し、変化を起こす準備をしなさい」ということです。腐敗した状況を正すためには、誠実な心と行動が求められるのです。
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